FC2ブログ
スポンサードリンク


実験動物がやってきた。

本ブログに登場する理科実験器具や危険性の低い試薬、その他教材はこちらで買えます。
【特別協賛】サイエンスショー・出張実験教室 九州サイエンスラボ

新規事業等で大変いそがしく、更新が遅い日々が続いています。

メール等いただいて、返信できていない方すみません。



さて、難しい題材ですが動物実験に使われる動物についてお話します。



私の出身大学も、薬学系の研究がありましたので動物実験棟が存在しました。

近くに慰霊碑も立っています。

製薬メーカーや各研究所などでも、広く動物実験は行われています。

皆様は、この現実をどのように受け止めるでしょうか。



薬の恩恵を受けたことが無い人はほとんどいないでしょう。

手術などを受けたこともある人もいるでしょう。

化粧品を使ったことがない大人の女性も少ないでしょう。

こういった薬や新しい手術法の開発、化粧品の安全性を試験などでは、必ずと言っていいほど動物実験が行われます。



確かに、薬や手術や化粧品は無くても最低限であれば生きていけます。

しかし私たち人間は、医療が発達して寿命が延びて喜んでいるのは事実です。

女性が美しく変身できているわけです。

現段階では動物実験を否定するなら、医療や化粧品などの動物実験が関わる全てのものを否定すべきです。

ですから、頭ごなしに研究者を責めないでください。

現在の医薬品の認可には動物実験などの信頼できるデータが必要なのです。



実際に動物実験に関わっている知り合いがいます。

殺処分が忍びなく、自分で持ち帰って育てています。

もちろん、育てられる数には限界がありますから、信頼が置ける周囲の知人に頼んで1つでも多くの命を救おうとしています。

研究者も同じ人間。思うことは皆さんと同じです。

ということで、その中の1匹が私の家にもやってきました。

血統書付きのアメリカンショートヘアーですよ。





牛肉・豚肉・鶏肉・魚を食べたことが無い人もほとんどいないでしょう。

私たち人間は生きるために命を頂く必要があります。

ですが魚以外は自らの手で殺し、さばいている人はほとんどいません。

だから平気で「動物実験なんてなくなればいいのに」と言う人が多いのでしょうね。

自分が嫌がることを誰かがやってくれているのだと考えてください。



皆さんにもできることがあります。

薬を使うなとは言いません。

なんら後遺症もない実験動物も安全性試験に使われただけで殺処分されています。

担当者や研究者が持ち帰るという話も多く聞きますが、数に限界があります。

ですから、もし犬や猫を飼おうと思っている方や余裕のある方、そして最後まで責任を持って育て、幸せにしてあげられる方は、ダメ元で大学や研究所、製薬メーカーに聞いてみてください。

殺処分にもお金がかかりますから、無償で譲ってもらえる可能性があります。

研究で使う動物は、身元や出生環境がはっきりしていなければなりませんから、血統書付です。
(血統書が貰えるかは分かりませんが)

犬はビーグル、猫はアメリカンショートヘアーなどが多いです。



研究者もそのままで良いとは誰も思っていません。

実は、医薬品の臨床試験では、犬・猫で安全だたら100%人間でも安全というわけではありません。

遺伝子が違うのですから、種によって特別な副作用が出る可能性を否定できないからです。

ですから、遺伝子から主作用・副作用を考えて薬を作る「遺伝子創薬」というものの研究が進められています。

動物実験の必要が無いようにする努力も続けているのです。

遺伝子というのは複雑で、一筋縄にいくものではありませんが、少しずつ遺伝子創薬が始まっています。
スポンサーサイト



クマは「冬ごもり」ではなく「冬眠」である。

本ブログに登場する理科実験器具や危険性の低い試薬、その他教材はこちらで買えます。
【特別協賛】サイエンスショー・出張実験教室 九州サイエンスラボ

少し前ですが、人里にクマが現れたというニュースが多かったですね。

今年はクマの餌が少ないようですね。


さて、理科教員の時代に、同僚の理科の先生が「クマは冬眠ではなくて冬ごもりだよ」って言っていました。

当時かなり疑問を抱きました。

実は、昔そう教えられてきたようですが、現在は「冬眠」と考えられています。

さらに、冬眠するのは哺乳類または鳥類の「恒温動物」です。

爬虫類・両生類・魚類の「変温動物」は、気温や水温が下がると体温も低下し、動きが鈍くなります。

体内で起きるあらゆる化学反応の速度が低下するからです。

動きたくても動けない状態になるんです。

私たちがイメージしやすいのは、手がかじかんだ時。

すばやくグーパーしようとしても、しにくくなりますよね。

伴ってエネルギーも使わなく(使えなく)なりますから、冬眠というよりも必然なんです。

場合によってはこれも冬眠と呼ぶ場合もあります。



さて、恒温動物は常に体温を37度前後を保ちます。

つまり発熱しています。

発熱すると言うことは、エネルギーを使っているので、食べ物からエネルギーを補充しなければ死んでしまいます。

冬眠は、体温を意図的に低下させ、エネルギーの消費を抑えて食べ物が少なくなる冬を越すことです。

クマの場合の眠りは浅く、すぐに目を覚ますことから、冬眠とは呼べないと言う説がありましたが、

明らかに数度体温を下げ、心拍数を低下させ、代謝を落とすため現在は「冬眠」と考えられています。

他の動物の冬眠と大きく違うのは、体温の下がり方と代謝の下がり方。

普通体温が10℃下がるごとに代謝が1/2になると言われていますが、ある種のクマでは5℃前後しか変わらないのに、代謝が1/4程度に落ちるのが分かったそうです。



ただ、冬前に餌が少ないと、餌を探し歩くために人里に出てくることがあるようです。

場合によっては冬も冬眠せずに餌を探し回るようです。

クマは他の動物よりも「臨機応変な冬眠をする」と言えるのかもしれませんね。



ちなみに、普通は心停止から心肺蘇生を開始するまでに5分以上経過していると、助かったとしても脳に重い障害を残すと言われています。

でも、雪山や冷たい海で遭難した場合、低体温で代謝が落ちますから、心停止から5分以上経過していても助かる可能性があります。

3時間半以上も心肺蘇生術を続けて、後遺症なく回復した人もいるそうです。

特に子どもの助かる確率が高いです。

今は低体温療法という治療法があり、長時間の心停止でも社会復帰できる人が増えたそうですよ。

「月食」見ました?

本ブログに登場する理科実験器具や危険性の低い試薬、その他教材はこちらで買えます。
【特別協賛】サイエンスショー・出張実験教室 九州サイエンスラボ

さすが雨男であります。

昨日の月食は見えませんでした。

去年か一昨年にあった日食は見られましたが。




月食と日食の違いは大丈夫ですか?

どちらも言葉の意味をそのまま捉えればわかりますね。



月食は、月が食われる現象。

日食は、日つまり太陽が食われる現象。



月が光って見えるのは、太陽の光が反射されているから。

月を照らしている光が届かなくなるのが月食です。

ちょうど、月と太陽の間に地球が入り込んでしまうのが月食です。

地球の影に隠れるってことです。

多くの方は、月がみるみる欠けていく様子に興奮を覚えるのかもしれませんが、

月にできた影を見るというのは、巨大な地球の影を観測できるってことです。

自分の影はいつでも見れますが、地球の影ってなかなか見れるものではないので、私はそういう意味で興奮します。




日食は、地球と太陽の間に月が入り込む現象です。


月と太陽がピッタリ重なる時を、皆既日食といい、月食よりも頻度が低くなかなか見られません。

太陽と月と地球の距離が偶然にもバランスが非常に良く、地球から見ると月と太陽が大体同じくらいの大きさに見えます。

ですから、皆既月食の時には月の影のふちにプロミネンスと呼ばれる、太陽表面の大噴出の様子が見られます。

コロナやダイヤモンドリングなど美しい現象が見られるのも、このちょうど良いバランスが成せる業です。



ちなみに、太陽と地球の間に月が来たとしても、ほとんどの場合は軌道がズレているので日食は起こりません。

このとき、月は地球からは見えない裏側だけを照らされますので、月の姿を確認できなくなります。

これを「新月」といいます。



【当ブログ管理人から 学習アプリ「パトリ」のお知らせ】





【学習アプリの体験をしてみませんか?】
理科の先生の知恵袋を管理しております「第三理科室」です。
私にもこのブログを通じてオファーがあり、「パトリ」という学習アプリの問題解説制作のお手伝いをしております。近頃、理科チームのリーダーに任命されてしまいました^^;

普通の参考書や学習アプリの解説とは違い、その問題に関連するおもしろネタがたくさんです!
しかも、問題や解説が日々進化する珍しいソーシャル的な仕組みがあります。
無料体験ができますので、ぜひ一度楽しんでみてください♪

無料体験はこちらへ

【問題解説を一緒に作成してみませんか?】
リゾート学習アプリ「パトリ」では、解説作成に関わって頂けるボランティアの方を大募集中です!
ノルマは一切無く、主婦の方、学生の方も活躍中です!
作成にご協力頂ける方はこちらへ!

パトリさんの公式ブログでも、私の記事が出るようになりました!
このブログと記事が被るかもしれませんが、ご興味ある方はぜひ!
かず先生の理科室より
プロフィール

第三理科室

Author:第三理科室
遺伝子工学を専攻し、その後理科教師の道に。現在は理科の楽しさや大切さを、理科実験を通して伝える活動をしています。

カテゴリ
検索
カスタム検索
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
お問合せ

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR